Webディレクターしてますか?
Webディレクターの主な仕事のひとつにコミュニケーションがあります。
クライアントと制作スタッフの間に立って、プロジェクトを円滑に進めるためにもコミュニケーションは重要です。Webディレクターの何気ない一言や行動にプロジェクトの良し悪しが決まってくるといっても過言ではありません。
自分では問題ないと思っているつもりでも嫌われているかもしれまんよ。
こんな人におすすめ
- クリエイターの人から避けられてる?と感じている人
- 自分の行動や言動に間違いないと自信を持っている人
- Webディレクターとして成長していきたいと思っている人
上記のような方に役立つ記事になっています。
わたしはWeb業界で20数年、働いているモノコト(@monokoto68)です。
これまで様々なWebサイト制作に携わってきました。
そんな現役Webディレクターが嫌われる原因となるWebディレクターの行動と言動についてご紹介します。
嫌われる原因となるWebディレクターの行動と言動
Webディレクターの役割は、プロジェクトをスムーズに進めるために、リーダーシップを発揮し、チームとクライアントとのコミュニケーションを円滑にすることです。
嫌われる原因となる行動や言動を知らず知らず取っていることがあるかもしれません。
嫌われるWebディレクターにならないために、一緒に学んでいきましょう!
嫌われる原因となる行動と言動
- クライアントからの修正指示をそのまま伝える
- 口頭で指示内容を伝える
- いつも「至急お願いします!」ばかり
- 「すぐできますよね?」と決めつける
- 仕様が決まっていないのに進めようとする
- プロジェクトの目標やビジョンを明確に伝えない
- プロジェクトの進捗状況を把握せず、問題を見過ごす
- 成果物に自信を持っていない
- 定時過ぎてから平気で依頼をする
- チームメンバーのアイディアを否定し続ける
- プロジェクトの緊急性を理解せず、タスクを放置する
- プロジェクトの進捗状況を適切に報告せず、クライアントに不安を与える
- プロジェクトの要件を理解せず、本来の目的を見失う
- 責任逃れをする(責任を他人のせいにする)
- スケジュール管理が甘い
それぞれ解説します。
クライアントからの修正指示をそのまま伝える
Webディレクターがクライアントからの修正指示をそのまま伝えることは、制作スタッフに嫌われる原因となります。
クライアントの指示は時には曖昧で時には影響範囲が考慮されていない場合があります。
Webディレクターは、情報を整理した上で、制作スタッフに伝える必要があります。
また、クライアントの修正指示通りではなく、もっとよい方法があれば提案することが必要です。
Webディレクターの役割はクライアントの要望を理解し、プロジェクトの目的に合った最適な解決策を提案することです。
口頭で指示内容を伝える
口頭で指示内容を伝えることは、制作スタッフに嫌われる原因となります。
口頭での伝達だけでは、情報が漏れたり、誤解が生じたりする可能性が高くなります。結果、クライアントや制作チームとのコミュニケーションを何度も行うことになり、プロジェクトの進行や品質に影響を及ぼすこともあります。
Webディレクターは正確な指示を伝えるために、資料化を心掛けるべきです。資料化や連絡方法を決めておくとよりよいでしょう。
クライアントからの依頼が電話による口頭であったとしても、Webディレクターは資料化を行い、クライアントに認識の間違いがないかを確認し、問題がなければ制作スタッフに資料とともに伝えることで間違いのないスムーズな進行が可能です。
いつも「至急お願いします!」ばかり
「いつも『至急お願いします!』ばかり」というWebディレクターは、周囲から嫌われる原因になります。
常に緊急を強調し、他のタスクやスケジュールを無視してしまう姿勢は、チームの負担を増やし、ストレスを与える結果となります。また、常に至急の依頼をすることで、他のプロジェクトの進行や品質が犠牲になる恐れがあります。
Webディレクターは、適切なタイミングや重要度を判断し、タスクを優先順位を考慮しながら依頼することが重要です。
計画的かつ適切な依頼ができるWebディレクターは信頼を得られ、プロジェクト全体の効率や品質を高めることができます。
「すぐできますよね?」と決めつける
「すぐできますよね?」と決めつけるWebディレクターは、周囲から嫌われる原因となります。
他のメンバーや制作スケジュールを無視し、自分の都合だけでタスクを押し付ける姿勢は、協調性に欠け、チームのモチベーションを低下させる可能性があります。さらに、タスクの難易度や他の仕事との兼ね合いを考慮せずに決めつけることで、品質や納期に影響を与えるリスクもあります。
Webディレクターは、他のメンバーとコミュニケーションを重ね、タスクの相談やスケジュールの調整を行うことが重要です。
チーム全体で協力し、適切な計画と調整を行うことで、スムーズなプロジェクト進行が可能となります。
仕様が決まっていないのに進めようとする
仕様が決まっていないのに進めようとするWebディレクターは、周囲から嫌われる原因となります。
プロジェクトの初期段階である要件定義フェーズで、明確な仕様が定まっていない場合は、制作が進んでも後で大幅な修正が発生し、スケジュールや予算に悪影響を及ぼすことがあります。また、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーション不足や不明確な指示により、誤解や意見の食い違いが生じる可能性も高まります。
Webディレクターは、プロジェクトの前提条件や仕様をしっかりと把握し、適切なステップで進めることが重要です。
チーム全体で協力し、明確な仕様を定めてから制作に取り掛かることで、円滑なプロジェクト進行とクライアントの信頼を築くことができます。
プロジェクトの目標やビジョンを明確に伝えない
プロジェクトの目標やビジョンを明確に伝えないWebディレクターは、周囲から嫌われる原因となります。
目標やビジョンを明確に伝えないと、チーム全体の方向性が曖昧になり、メンバーは目指すべき方向が分からずに混乱します。また、クライアントとの認識が合わず、要望や期待に応えられない可能性が高まります。
明確な目標やビジョンを共有し、全員が共通の目的を理解することで、チームの一体感が生まれ、成果を上げることができます。
プロジェクトの進捗状況を把握せず、問題を見過ごす
プロジェクトの進捗状況を把握せず、問題を見過ごすWebディレクターは、周囲から嫌われる原因となります。
進捗状況を把握せずにいると、プロジェクトがスケジュール通りに進んでいるのか、予算内で進められているのかなどが分からなくなります。その結果、問題が発生しても早めに対処できず、クライアントやチームから信頼を失うことになります。
プロジェクトの進捗状況を常に把握し、問題が発生した際には迅速に対応することが大切です。また、チームメンバーやクライアントとのコミュニケーションを大切にし、共有意識を持つことで、円滑なプロジェクト進行と信頼関係の構築につながります。
成果物に自信を持っていない
成果物に自信を持っていないWebディレクターは、他のチームメンバーやクライアントに対して不安や不信感を与える可能性があります。
自信を持っていない態度や言動は、プロジェクトの進行にも影響を及ぼし、信頼関係の損なわれる要因となります。
クライアントからの要望に対して自信を持って提案できないと、クライアントの期待に応えることが難しくなり、結果的にクライアントの満足度が低下してしまいます。
Webディレクターはプロジェクトのリーダーとして、自らのアイデアや成果物に自信を持ち、堂々とプレゼンテーションすることが大切です。
自信を持って行動することで、クライアントやチームメンバーに安心感を与え、プロジェクトの成功に繋げることができます。
定時過ぎてから平気で依頼をする
定時を過ぎてから平気で依頼をするWebディレクターは、他のメンバーやクリエイターに対して負担やストレスを与えます。
定時を守ることは仕事とプライベートのバランスを保つために重要です。その結果、モチベーション低下や仕事へのモチベーションの低下に繋がることが考えられます。
Webディレクターはメンバーの負担を考慮し、極力定時内に依頼やタスクを調整する配慮が求められます。効率的なプロジェクト運営とチームメンバーの働きやすい環境作りを重視し、協力と信頼を築くことが重要です。
チームメンバーのアイディアを否定し続ける
Webディレクターがチームメンバーのアイディアを否定し続けると、チームのコミュニケーションやモチベーションに悪影響を及ぼす可能性があります。
アイディアを否定されるメンバーは自信を失い、積極的な参加や新しいアイディアの提案を控える傾向になります。それによって、チームの創造性やアイディアの多様性が失われ、プロジェクトの質や成果にも影響を及ぼすことが考えられます。
また、チームの意見や考え方を尊重せず、独断で判断する姿勢は信頼感を損なう結果となります。
Webディレクターはチーム全体の意見を尊重し、積極的なフィードバックや議論を促進することで、アイディアの質を高めると同時に、メンバーのやる気と関与を向上させることが重要です。
プロジェクトの緊急性を理解せず、タスクを放置する
Webディレクターがプロジェクトの緊急性を理解せず、タスクを放置すると、チーム全体の進捗に影響を及ぼし、信頼を失う可能性があります。
プロジェクトは多くのタスクが連携して進行し、納期に間に合わせるためには各タスクの遅れが許されません。
緊急性を理解せずタスクを放置すると、他のメンバーがそれに影響を受け、スケジュールが乱れることがあります。さらに、顧客からの信頼を損ない、プロジェクトの品質や成果にも影響を及ぼす可能性があります。
メンバーとのコミュニケーションを通じて進捗を把握し、スケジュールを守ることで、チームの信頼性を高めることができます。
プロジェクトの進捗状況を適切に報告せず、クライアントに不安を与える
プロジェクトの進捗状況を適切に報告しないWebディレクターは、クライアントに不安を与える原因となります。
クライアントはプロジェクトの進捗状況や問題点を知りたいと考えています。進捗報告が遅れたり、不十分だったりすると、クライアントはプロジェクトの進行に不安を抱くかもしれません。さらに、進捗が不透明である場合、クライアントとの信頼関係が揺らぐこともあります。
Webディレクターとしては、定期的に進捗状況をクライアントに報告し、問題があれば早めに伝えることが大切です。
進捗の遅れや課題に対しては、解決策を提案し、信頼を築く努力をすることで、クライアントとの信頼関係を強化し、プロジェクトの成功につなげることができます。
プロジェクトの要件を理解せず、本来の目的を見失う
Webディレクターがプロジェクトの要件を理解せず、本来の目的を見失うと、クライアントの期待に応えることができず、プロジェクトがうまく進まなくなります。
要件を理解せずに進められるプロジェクトは、予算やスケジュールのオーバー、不適切な成果物の提供などが生じ、クライアントとの信頼関係が損なわれる可能性が高まります。また、目的を見失うことで、デザインやコンテンツに一貫性がなくなり、ユーザーエクスペリエンスが悪化する恐れもあります。
Webディレクターはクライアントとのコミュニケーションを大切にし、要件を正確に理解し、本来の目的を見失わないように努めることが重要です。
責任逃れをする(責任を他人のせいにする)
Webディレクターが責任逃れをすると、チームの信頼を失い、プロジェクトの進行に混乱を招きます。
問題が発生した際に他人のせいにすることで、課題解決の遅れやコミュニケーションの妨げになります。また、クライアントとの信頼関係も損なわれ、プロジェクトの成果に影響を及ぼす可能性が高まります。
責任逃れはプロフェッショナリズムを欠き、チームのモチベーションや協力意欲を低下させる要因となります。
問題を率直に認識し、解決に向けて責任を持つ姿勢を示すことが重要です。
これにより、チームの協力を得てプロジェクトを成功に導くことができます。
スケジュール管理が甘い
Webディレクターがスケジュール管理が甘いと、プロジェクトの進行に混乱や遅延を招き、チームやクライアントとの信頼を損ないます。
タスクの優先順位を見極めず、適切な期日を設定せずにタスクを進めることで、予定よりも時間がかかり、他のメンバーや関係者のスケジュールに影響を及ぼします。また、納期に間に合わない状況に対しても適切な対応が取れず、クライアントとのコミュニケーションにも支障をきたすことがあります。
スケジュール管理を厳守し、期日を守ることはプロジェクトの品質や成功に直結する重要な要素であり、信頼を築くためにも欠かせないスキルです。
まとめ:嫌われる原因となるWebディレクターの行動と言動とは?
Webディレクターが嫌われる原因となる行動や言動は以下の通りです。
嫌われる原因となる行動と言動
- クライアントからの修正指示をそのまま伝える
- 口頭で指示内容を伝える
- いつも「至急お願いします!」ばかり
- 「すぐできますよね?」と決めつける
- 仕様が決まっていないのに進めようとする
- プロジェクトの目標やビジョンを明確に伝えない
- プロジェクトの進捗状況を把握せず、問題を見過ごす
- 成果物に自信を持っていない
- 定時過ぎてから平気で依頼をする
- チームメンバーのアイディアを否定し続ける
- プロジェクトの緊急性を理解せず、タスクを放置する
- プロジェクトの進捗状況を適切に報告せず、クライアントに不安を与える
- プロジェクトの要件を理解せず、本来の目的を見失う
- 責任逃れをする(責任を他人のせいにする)
- スケジュール管理が甘い
上記のような行動や言動を行っていると、プロジェクトがスケジュール通り進まなくなるだけではなく、クライアントやチームからの信頼がなくなります。
Webディレクターはプロジェクトの責任者として、相手の立場に立った行動や言動を行うことで、嫌われず、好かれるWebディレクターになります。
普段から気をつけて一緒にがんばりましょう!