
Webサイト制作がスタートするときに、何から始めたらよいですか?



まずは、これからプロジェクトがスタートするという決意表明やプロジェクトメンバーの紹介を行うためのキックオフミーティングから始めてみてください。
こんな方におすすめ
- キックオフミーティングで何をすればよいか知りたい方
- キックオフミーティングで使用する資料がなにか知りたい方
上記のような方へ、Webサイト制作におけるキックオフミーティングについてお答えします。
わたしはWeb業界で20数年、働いているモノコト(@monokoto68)です。
これまで様々なWebサイト制作に携わってきました。
そんな現役Webディレクターが実際に行っているWebサイト制作のキックオフミーティングについてご紹介します。
キックオフミーティングとは
キックオフミーティングとは、プロジェクトが始まるときに関係者が集まり、体制の紹介や概要、目的を確認する最初に行う重要なミーティングのことです。
Webサイト制作におけるキックオフミーティングは、社外・社内で分けて行われます。
社外キックオフミーティング
クライアントとのミーティングのことを指します。
クライアントと顔合わせを兼ねていて、プロジェクトの開始を宣言する場でもあります。
プロジェクトの概要や目的、スケジュールを共有しましょう。
社内キックオフミーティング
クライアントとのキックオフミーティングには、クリエイティブのスタッフ全員が参加できない場合が多いため、別で社内スタッフともミーティングを行います。
プロジェクトの概要、目的、スケジュール、各スタッフの役割を確認します。
コーダーやシステムエンジニアが実際に作業を行うタイミングは、まだ先になるのですが、プロジェクトの全体像を先に伝えておくことで、責任感が生まれ、あらかじめ準備をしておくことができます。
関連記事:【最新】Webサイト制作の工程・流れとは?現役Webディレクターがフローを教えます!
キックオフミーティングの目的


キックオフミーティングの目的は、プロジェクト概要の認識を合わせ、このメンバーで進めていくという決意表明を行うことです。
キックオフミーティングの目的
- 決意表明
- チームメンバーの顔合わせ
- プロジェクト概要の認識合わせ
キックオフミーティングの進め方





キックオフミーティングでは何を話したらよいのでしょうか?



プロジェクトが始まる前なので、何も話すことがないと思っていませんか?関係者が集まっての顔合わせと認識合わせを行いましょう。
キックオフミーティングのアジェンダ例
- プロジェクトメンバーの紹介と体制のご案内
- プロジェクトの概要
- プロジェクトの目的
- 見積もり範囲の確認
- スケジュールの確認
- ご留意事項
- 質疑応答
キックオフミーティングでは、提案時に提出した企画書を元にプロジェクト概要に相違がないか確認しながら、アジェンダに沿って進めていきましょう。
①チームメンバーの紹介と体制のご案内
チームメンバーの紹介と体制をご案内します。
誰がどんな役割でこのプロジェクトを進めていくのか紹介します。
- アカウント(営業)
- プランナー
- プロデューサー
- ディレクター
- アートディレクター
- テクニカルディレクター
- システムエンジニア
※プロジェクト規模によっては、プランナーやプロデューサー、アートディレクターが付かないこともあります。
それぞれの趣味なども資料にまとめておくと、クライアントの担当者さまとの共通点が見つかり、打ち解けやすくなるかもしれません。
クライアントのメンバーも確認することが重要です。
特に、キーマンとなる人を把握しておくのが良いでしょう。
決済権を持っている人が誰か、それはどんな人か、把握しておくとプロジェクトを進めやすくなります。
②プロジェクトの概要
キックオフミーティングでプロジェクトの概要を再確認します。
提案資料に書かれていた内容で間違いがないか、認識のズレが起こっていないかをしっかり確認しましょう。
- クライアントが一番求めていることは何か
- オプション(別途お見積り)がいつの間にか標準対応になっていないか
- スケジュールはマストか変更可能か
キックオフミーティングで概要の認識合わせを行いましょう。
③プロジェクトの目的
今回のWebサイト制作における目的を明確にしておきましょう。
目的がないまま、Webサイトを制作しても迷走するだけです。
- お問い合わせ数を2倍にする
- デザインを刷新してブランド認知につなげる
目的が違えば、Webサイトの制作する方向性が変わってくるため、クライアントと認識合わせを行いましょう。
※目的は1つに絞った方がよいです。欲張るとブレたものが出来上がるだけです。
④見積もり範囲の確認
企画・提案時に話した内容と見積もりをもって受注に至ったはずが、いざプロジェクトがスタートすると要望が変わってくることがあります。
キックオフミーティングで、現時点での見積もり範囲を明確に伝えておきましょう。
見積もり範囲外の要望が増えると、見積もりが追加になること、スケジュールに影響がでることをクライアントと認識を合わせておくことが重要です。
あとから追加要望が出たときに、「お見積りさせていただきますね。」と切り出しやすくなります。
⑤スケジュールの確認
現時点で想定しているスケジュールを提示して共通認識を持ってもらいましょう。
キックオフミーティング時には、企画・提案したスケジュールから時間が経っている場合があります。
これから始まるプロジェクトを無理なく進行させるためにも、スケジュールはある程度、ゆとりを持ったものにしておきたいところです。
ご発注が遅くなったにもかかわらず、公開日がズラせないから、スケジュールを調整してほしいと言われることもよくあります。



発注が遅くなった分、スケジュールも後ろ倒しになります!と強気で話さないといけない場面と、なんとか制作スケジュールを調整する場合と、フェーズ分けをして公開したりする場合も。
本番公開日が決まっているのか、変更可能かがポイントとなります。
公開日が決まっている場合も決まっていない場合もどちらも、進行が大変になることもあります。
- TV CMなどの都合で一切スケジュールは伸ばせない
- 公開日は特に決まってないので、ゆっくり進めたい
特に公開日が決まっていないと、いくらスケジュールを共有して進めていても、クライアントは焦る必要はないため、スケジュールを守ってくれないことがあります。
ダラダラと時間だけが過ぎていく進行になるのは避けたいところです。
Webディレクターの腕の見せ所でもありますね。
⑥ご留意事項
最初に伝えておくべき内容を列挙して話をしておきましょう。
特に見積もりが変わる内容や、スケジュールに影響するものは事前に文章にて伝えておくことが重要です。
ご留意事項例
- 追加要件の内容によっては協議の上、追加見積もり、スケジュールの調整をさせていただきます
- 今回の見積もり内にはカメラマン、ライター費用は含まれておりません
- 素材、原稿はご支給想定となります
- サーバーは既存サーバーを利用させていただきます
- SEO内部施策は行いますが、検索上位を確約するものではございません
⑦質疑応答
キックオフミーティングの最後に質疑応答を行います。
特になければ、キックオフミーティングは終了となります。
今後の流れについて確認しながら、次回の打ち合わせ日を決めて終了しましょう。
次回は、ヒアリングシートを元に要件を詰めていくのがよいでしょう。


キックオフミーティングで用意すべき資料


キックオフミーティングで用意すべき資料は以下の通りです。
キックオフミーティング資料
- 与件整理
- 体制図
- 概算スケジュール
- ご留意事項
- 直近の打ち合わせ日と内容
- 確認事項(あれば)
これらの資料があれば十分でしょう。
初回のキックオフミーティングでは、顔合わせとプロジェクト概要の共有、スケジュールの確認が主な内容になります。
キックオフミーティングの反対は?


キックオフミーティングの反対は「クロージングミーティング」と言います。
クロージングミーティングとは、プロジェクト完了後に関わったメンバーで振り返りを行い、次につなげるミーティングとなります。
今回のプロジェクトで、良かったこと、駄目だったことを色々な立場から意見を出してもらい、次にトライしてみることを話し合います。
公開が完了しても、サイト運用が続きますので、一旦の区切りをつける意味でも「クロージングミーティング」は必ず実施するようにしましょう。


まとめ:Webサイト制作「キックオフミーティング」とは?目的から進め方までWebディレクターが教えます!


Webサイト制作におけるキックオフミーティングは以下のアジェンダに沿って進めていきます。
キックオフミーティングの進め方
- プロジェクトメンバーの紹介と体制のご案内
- プロジェクトの概要
- プロジェクトの目的
- 見積もり範囲の確認
- スケジュールの確認
- ご留意事項
- 質疑応答
これからプロジェクトが始まる上で、関係者が集まる重要なミーティングとなりますので、準備をして実施しましょう。
クライアントとの関係性の構築やトラブルなくプロジェクトを進めるためのキックオフミーティングです。

